僕が何でデニムが好きなのか

365日のうち300日はデニムを履いている。

 

僕とデニムの出会いはlevi'sの501を父親に買ってもらったのがきっかけである。

だから、物心つく前からデニムを履いていた。

 

そもそもデニムの歴史は1848年から起こったアメリカのゴールドラッシュにまで遡る。

アメリカの労働者たちは金が発見されると一攫千金を狙って金山に殺到した。

そんな過酷な状況下でも耐えうることができたのが「デニム」であったのだ。古着屋に行くとボロボロの血と汗の染みたデニムが売っている。着ていくうちに味が出てくるのがこの「デニム」の魅力だ。

デニムにはファッションの賞味期限がない。1848年は採掘者が履いていた。そうした背景からいつの間にか「デニム」=「労働者」のアイコンとなった。そうした流れの中でイギリスのフーリガン。90年代のブリティッシュミュージシャンたちが愛用するようになった。さすがにdavid boweiは履かないかもしれないが"blur""oasis"たちは社会への反抗をデニムを通じて表現していた。ユアン・マクレガー主演の『trainspotting』を見ると社会のアウトローたちとデニムの関係性が見出せるかもしれない。

こうした歴史がデニムには詰まっている。だから、デニムが好きだ。

履き方によってはただのボロデニム。しかし、このデニムをうまく履きこなせると深い味が出る。このデニムに負けない味が出せる男になるためにもデニムを履いているのだ。